物件詳細情報

施工前の状況
建物情報：木造2階建て牛舎
素材：カラートタン　あり掛け葺き
色：あか色
経年劣化による木下地の破損が原因で屋根材も破損。
雨漏りと雪落ちの悪さが築年数を重ねた建物への負担に。
軒先は雪の重みに木下地が耐え切れず折れてしまっています。
該当部分の屋根材を剥がし、野地板を一時外して、垂木を補強して屋根の本来の形状を復元します。

リフォームの内容
新たな通し木下地を敷設し波板葺き
木下地を治すために屋根材を剥がした部分には防水材として下葺き材を敷設、既存屋根材が残ってる部分は存置のまま新たに木下地を形成します。
新設した木下地の上に新たな屋根材であるガルバリウム鋼板波板を葺きます。
当社は傘釘は一切使わずビスで止めます。ビス本体の折れ強度と抜けにくさが波板葺きの防水性能を長持ちさせます。

担当者コメント

屋根材が劣化すると、雪の滑りが悪くなるため、冬場の軒先へかかる荷重がより多くなります。
そこへ構造体の老朽化が重なることで、屋根垂木が軒先で折れてしまう「軒折れ」が起ります。
一度折れてしまうと、野地板を剥がしてからの補強作業が必須になりますので、工事も複雑になり、費用もかさみます。
日ごろのメンテナンスはとても重要で、何かいつもと違うと思った時が点検や補修の一番ベストなタイミングです。
特に軒折れ症状が発生するときは、その前兆で「破風材の破損」があることが多いので、早い段階で異変に気付けば、
修繕する箇所も少なくすることが出来ると思います。