住宅屋根のリフォーム:あり掛けから平成ルーフへ葺き替え
Reform
物件データ
構造 木造/2階建て
平成ルーフ455
GLカラ―鋼板0.35t
色:JFE ノースブラウン
構造 木造/2階建て
平成ルーフ455
GLカラ―鋼板0.35t
色:JFE ノースブラウン
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物件詳細情報
施工前の状況
経年劣化により雨漏りやすが漏りが発生していました。
屋根下地材に使われているパーティクルボードは、細かな木チップを圧縮した製品で、
経年による劣化と、雨漏り等の水分によって破損し、脱落している状態でした。
リフォームの内容
既存の屋根と、屋根下地材をすべて取り換えしました。
新たに唐松合板12㎜厚を敷設して、下地の強度を現行の要求レベルまで向上させます。
新しい下葺き材23㎏品を施工し、水密工法の平成ルーフにて吹き替えました。
風化が始まっていたヘーベル外壁部分は金属サイディングにてオーバーラップしました。
担当者コメント
パーティクルボードは細かなチップを圧縮して板状に成形した建材なので、合板や板と比べると強度に劣ります。
さらに屋根の下地に使うと、平面に重力荷重がかかるので、湾曲に変形しやすくなります。
そこへ天井裏の湿度や漏水などで水分が加わると分解していき、粉々になって脱落してしまう事がよくあります。
現在の木造住宅での屋根下地材は12㎜厚程度の合板が主流ですが、湿度の高い場所だといずれは糊が弱っていき、
柔らかいベニヤのような状態に分離していきます。
現在では作業効率やコスト面の理由から使われなくなりましたが、昭和の頃によく使われた4分板という木材が、実は一番長持ちします。